フィクションと私についてぐるぐる考えたこと
こんばんは。お久しぶりです。守宮ビブロンです。
近頃、いろんなことが起こりすぎていて、久しぶりに「人生」を楽しんでいます。自分の人生、という言葉をぼんやり聞き流してきた私ですが、「これがお前の人生だ、どう歩むかは自分で選びなさい」と突き付けられたような気持ちです。いわゆる「人生の岐路」に立っているのだと思います。
まず、前提として私の人生観を綴っておきます。まあ、このブログを読んでいる人には自明のことではあるでしょうが、少しお付き合いください。
子供のころから、自分に興味のない人間でした。卒業式に泣く、なんて経験はおろか、何があっても(なるほど、こういう結果になるのか)などと他人事のように受け入れてきました。人生はあくまで創作の資料であり、自分はそれを観測する存在だと考えていました。何様やねんって話ですよね。
人生に求めるべき面白さをフィクションに求めていた、というべきでしょうか。作品の考察をしたり、登場人物に感情移入したり。フィクションに一喜一憂することが楽しくて、やめられなくて。どんどん生活に浸食し、抜け出せないでいました。何かに熱中していないと生きている心地がしない。もうこれは「依存症」に近い状態だったと思います。
私は、私の人生の主人公たることを忘れていた。だから、今になってあたふたしているのでしょう。私が主軸である人生なんて考えたことがなかったから。未来については本当にぼんやりとしか考えたことがなくて、なるようになるだろうと思って生きてきたツケが回ってきた感じです。
他人事もいい加減にしろ、と過去の私に言いたいです。後々困るから、と。
フィクションのために生きる。このような生活を否定しているわけではありません。ただ、それがいつまでも続けられる人はすごいと思っています。生きる世界を掛け持ちできるような情熱があって、うらやましい。
私があまりにも自分の人生について考えてこなかったのが悪いのです。「私にとっての幸せ」だとか「なりたい自分」だとか「十年先の未来」だとか、小学生のときに考えるようなことを今になって真面目に考える羽目になっています。でも実際、大人になってみないと分からないことだらけです。曖昧な答えしか出せないけれど、考えることをやめることなく、価値観を更新し続けていきたいなと考えています。
と、いうことで。
私、守宮ビブロンは自分の人生を生きることで精一杯です。だから、今までのような熱量を持った記事は書けないと思います。でも、好きなものは好きですし、全力で向き合いたいという気概はあります。更新頻度は低くなるとは思いますが、気まぐれにお付き合いくだされば幸いです。
*おまけ
価値観更新の場として、noteを使ってみようと思います。よろしければのぞいてみてください。
あんスタくんと私~Eden season2 新曲で瀕死~
つまり、愛に飢えた獣たちってことですか?? となりました。
こんばんは、守宮ビブロンです。
最近朝晩冷えてきましたが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
私は最近の供給ラッシュで胸が熱いです。心が燃えている音がします。こんなに、いいんでしょうか(供給に慣れていない人の戸惑い)?
先日は七種茨の誕生日でしたね。今年は私の誕生日と何の気なしに回した無料10連(刑事チケット)でフューチャースカウト星5くんが来てひっくり返りました。シークレット衣装解放できてしまった……。ちなみに前線の番犬星5は30連くらいで来てくれました。ハッピー……。最近七種茨ピックアップ多くないですか? 気のせいですか?
さて、タイトルにあるように先日Edenの新譜が発売されました。ドキドキワクワクしながら朝、配信で手に入れたのですが……。
通勤中に聞くんじゃなかった。
死ぬかと思いました。
今も受け止め切れてはいないのですが、なんとか言語化できるところまで落ち着いたのでまとめておこうと思います。傍から見たら全然落ち着いてはいないと思いますが……。むしろ狂気が目に見えて怖いかもしれない。私は狂うと言葉を重ねてしまうタイプの人間なので……。
*以下、SS編シークレットサービスおよび新譜の歌詞などのネタバレを含みます。
『劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸』感想*ネタバレあり
大画面で見れることが幸せすぎて泣きました。
こんにちは。こんばんは。守宮ビブロンです。『緋色の弾丸』見てきましたよ……。
前提として、私は羽田秀吉さんを応援しています。早く由美さんと結婚すればいいのにな~と思っており、幸せハッピーに生きてほしいです。彼のことは原作で読んだだけで、アニメでは見ていませんでした。そう、つまり動いてしゃべる秀吉さんを初めて見たということです。や、やばかった……。
一度目は大抵怒濤すぎてあまり覚えていないのですが、それぞれのキャラクターの見せ方がうまいなあ、と思いました。最初の少年探偵団が園子の父親を探すシーンの元太とか、クイズのシーンの園子とか。なんだろう、そのキャラクターならではのセリフと行動が多くてにっこりしました。一人一人の性格を活かした脚本で嬉しいです。
まず、導入が良かった。いやあ、ハーモニカBGMにする演出は小憎らしいですね。だーいすきです。ホテルでは少年探偵団の活躍が楽しかった。哀ちゃんのおしゃれ着かわいすぎでは……? WSG、正式名称聞いて笑っちゃった。いかにもやりそう。
タイトルコールは今回、遅めでしたね。ちょっとゆったりしたメロディーがかっこいいアレンジでした。ゆっくりなのにかっこいいってすごいですよね……。アレンジ聞くのは年に一度の楽しみです。
いきなりおるやん。そんな家の目の前に車置いてたら目立つでしょ……。そしてまた盗聴してる。一映画一盗聴みたいになってません? キャメルさんが出てきて嬉しいです。なんだか不憫キャラになっている気がしますが、好きですよ。
秀吉さんIN名古屋。しゃべっている、動いている、笑ってる……! マスクしてるのに口を押さえたくなりました。悲鳴上げるかと思った。猫ちゃんと戯れてる太閤名人私も見てえ~~。思いやりはあるが人の話は聞かない(世良ちゃんへの電話)。ヒゲ面も好きだよ。由美さんやきもち焼いててかわいいね。かわいい……。パトカーに乗ってたのは桜子ちゃんかな? 名古屋城とひまわりが印象的でした。作中時系列はやっぱり夏なんでしょうね。メアリー母さんに通話拒否される秀吉さんかわいい……。この一家、ことごとくマイペースだな?
小五郎のおっちゃんは探偵というよりは父親でしたね。親子だけれどお互いに支え合っている感じがしてよかったです。天の川のシーンも良かったな。天の川ということは七月か。「空間」の見える映画、好きなんですよね。
あのねえ……哀ちゃんがこんなにかわいいなんて聞いてないんですよ。コナンくんをめちゃくちゃ案じていてひえ~~ってなりました。そして「子どもだもの」がかわいい。あざといなあ。都合のいいときだけ子どもである立場を利用するの、大好きです。どの口が子どもや! って思いますけど。
クランチ、初めて知りました。最初消火器の煙かと思った。そういう現象があるんだな。勉強になります。MRI技師のお兄さんかわいかったですね。
ああ~由美さんと秀吉さんのいちゃいちゃ名古屋観光~! さっそく秀吉さんがわたわたしててかわいい。圧倒的癒やし枠。事件は起きているけど知りようがないもんな。巻き込まれるのは大体赤井ファミリーのせい……。対処するすべを持っている
できる次男、好き……。
それにしても小五郎のおっちゃんのガバガバさ。というよりコナンくんの手癖の悪さ? スリのプロでしょ、あの手つき。哀ちゃんが倒れて蘭ちゃんが倒れてどっち心配すればいいか困ってるコナンくんかわいいね。でも最終的に蘭ちゃんのところに行くんだよ。そういう奴なんだよ、あいつは。哀ちゃん……。びっくりするほど健気でびっくりしました。
世良ちゃんとメアリー母さんVS沖矢昴めっちゃおもしろかったですね。この家族、すれちがってやがる……。ジークンドー同士の戦い熱かったですね。倉庫に差し込む光の中で舞う埃大好きです。メアリー母さんが一番強いの、ヒュウってなりました。えへ。結局みんなのパイプ役になってるのが秀吉さんなのめっっちゃ良いですね。唯一裏の顔がないもんな……。家族全員の信頼を集めててにっこりしますね。ええん、好きだ……。
コナンくんと哀ちゃんの共同戦線大好き。哀ちゃんオペレーターが似合うなあ。コナンくんナイスフォローすぎる。というか世良ちゃんに気づくの遅くない? 目を細めてるから物理的に見えないの??
コナンくんと世良ちゃんの協力も好きです。世良ちゃんが笑うたびに八重歯がちらっと見えるのがほんとかわいい……。病院から新名古屋駅のあたり、行きたくなりました。そのまんまなんだろうな……。
仮面ヤイバーショー、無駄に凝ってて好き。あれって月光仮面とかあのへんのパロだろうな。テーマ曲、しっかり三分あって笑いました(サウンドトラックより)。そういえば、答えが分かってるのに子どもたちにヒントを出した園子、めっちゃ優しいですよね……。なんだかんだお気に入りの子たちになってるんだなあ。
新名古屋駅の警備が薄い=コナンくんたちも入れる理論おもしろ。特殊な訓練受けてるからなあ。そういうむちゃくちゃなことをやってのけるところ、少年漫画らしさがあって良い。理想と現実がちょうどいい塩梅なんですよね。
内部中継は現代ならではの手法ですね。技術をすぐ取り入れてくるところ、すごい。小五郎のおっちゃんがかわいそうでした。胃の痛みがひどそう。あの弾丸、タイヤを打ち抜くのかと思ったんですよね。リニアだからタイヤないんだわ。
由美さんがかわいい。赤井さんの車止めるの面白すぎました。剛毅ですね……。
蘭ちゃんと哀ちゃんが二人でやきもきしてて、にこにこしました。世良ちゃんのことも心配してあげて。犯人が、正義の裏に隠された被害者であるのがすごく好きでして……。あと、コナンくんがカーテンを引いたのは打ち抜かれる瞬間を見せたくなかったからだろうな……。そういうところある。
ここから怒濤すぎて理解するだけで精一杯だったんですけど、秀吉さんが本気モードの時は眼鏡を外すということが分かりました。なんで?? 頭脳しか使わないからかな……。あの名古屋観光すら伏線にするとは。うまいなあ。赤井さんと仲が良くてニコニコしました。兄弟間の信頼……。やっぱり道交法が気になる。タクシー運転手にチェイスを強いない優しさ。最後、ジョディ先生で王手かけるのかっこよかったです。あのねえ、自分の家族をめちゃくちゃにした制度と同じもので救われてるのほんと……。最後の、どこの誰に怒りを向けていいか分からない絶望した顔が大好きですね。つらかったねえ、という気持ちになりました。
パラシュートって聞いたとき、一瞬リニアを浮かせるのかと思った。そんな馬鹿なことはしなかったですね。衝撃を弱めるためでした。いやあ……ドームにつっこんで会場破壊はゲラゲラ笑いそうになりました。皮肉がすぎる。
夕日をバックにコナンくんと世良ちゃんが歩いてくるのかっこよかったな……。「どんな凶悪犯でも死ぬのは許さない」の、あのピアノ演奏者の人の話を思い出しちゃいますね。あれ好きなんですよ。
秀吉さんと由美さんが仲良く寝てる図にふふ、となりました。赤井さんの優しさ……。車に嘔吐して許されるの強すぎません? 結局紹介できなくてかわいそうな秀吉さん……。メアリー母さんと沖矢さんのドキドキ対決シーンで締めるの、きゅっと引き締まって良かった。
2022年の映画、死人が出ませんか、大丈夫ですか。警察学校編だと思うんだよな……。あの……私も死ぬかもしれない。来年まで頑張って生きます。
あんスタくんと私~三毛縞斑について~
おはようございます。守宮ビブロンです。
突然ですが、私の推しは七種茨です。そして、守沢千秋です。なのですが、今回は三毛縞斑についていろいろ考えました。七種茨と守沢千秋についても感情をまとめたいところなのですが、なにはともあれ三毛縞斑です。骨董綺譚を読んで、そうきたか……となったため、私なりの解釈をまとめました。覚悟を決めて読まなければと思っていたので、今になってしまいました。ご容赦ください。
骨董綺譚を読み終えました。なんだろう、陰の部分が色濃く出ている気がする。理想と現実が乖離しすぎていて、自分でも自分が分からなくて迷走しているのではないだろうか。ズ!だと維新の「自由気ままに動きたい気持ちがあるけれど動けなくて(正確に言うと動けないと思い込んでいて)鬱屈している人」という印象が強い。善か悪か、どちらにもなれなくて苦しんでいる。白黒はっきりさせたいんだろうな、と思った。
それを経てズ!!ですよ。迷走に迷走していたところを七種茨にいいように使われてしまったDouble Face。相方のこはくくんはすでにユニットに加入済みという異色すぎるユニット。一時的、とはいうけれどまた活動はするのだろうと感じていた。骨董綺譚で再び現れたわけですが。
ここで少し、三毛縞斑が目指している「ママ」についての話をしようと思う。「ママ」とは文字通り「母」の意味を持つ言葉である。「母」は物語上、優しさと恐ろしさを併せ持つ存在だ。有名なのは日本神話に出てくるイザナミ。生み育てる存在であったが、死んで冥界に行った後は人間を死へと誘う存在となった。他にも山姥や魔女などがいる。「母」は神と同じく、恵みと滅び両方を与える存在として語られることが多い。愛は時に人を殺す刃となる。過剰な愛は簡単に人を滅ぼしてしまうのである。
果たして三毛縞斑の言う「ママ」は恵みと滅び、どちらを与える存在なのだろうか。基本的には恵みを与える存在として語っていたのだろう。実際、誰かと誰かの橋渡しをしたり、他人を助ける行為が目立っている。ズ!!のメインストーリーでのALKALOIDへの助力、暗夜行路でのGFK討伐、今回の骨董綺譚での行為もまた、他人からの依頼なのだから助力には違いない。だが、メインストーリーとDouble Faceを組んでからの動きで明らかに違う点がある。前者は他人のためではあるが結果的に自分のため、後者は徹頭徹尾他人のため、という点だ。ソロで活動していた頃は、まわりまわって自分がよりよく動けたり、自分の罪滅ぼしのためだったり、自分が物語に関わりたかったりと最終的に自分本位での助力だった。しかし、Double Faceでの活動においては三毛縞斑本人への利があまり見られない。暗夜行路はまだ、親友が関わっていたり事務所への害を減らしたりという利があった。骨董綺譚では自分が動きにくいからという理由を明かしているものの、三毛縞斑個人の意志が弱い気がするのである。だから、何をしたいのかが見えない。三毛縞斑の心が分からないのだ。
ここからは私見になってしまうことをご承知いただきたい。ズ!のストーリーを追っていて気がついたのは、彼は死にたがっているのではないかということ。けれど、アイドルとしての理想も捨てられなかった結果が「MaM」ではないのだろうか。たった一人、街の異端者でありながら困りごとを解決し、そして去っていく西部劇でおなじみのガンマン。どこにも所属していない、自由気ままな存在。それが彼にとっての「アイドル」、理想なのだろう。だが、ズ!!ではその「MaM」での活動が難しくなった。理想の存在になれる場がなくなった。だから彼は、いよいよ死に場所探しを始めたのではないかと考えている。どうせ死ぬから汚れ仕事を一手に引き受けてやろうとでもいうのだろうか。骨董綺譚のラスト。衝撃的な幕引きではあったが、あれは、あの別れは、もうすぐ死ぬ猫が死ぬところを見られたくないがために飼い主の元を去る、ということの現れではないだろうか。三毛縞斑の本心はまったく見えないストーリーとなっていたのは、裏事情含めてすべてを見通した上で、あの別れにしようと画策していたからではないだろうか。見られてしまったのではなく、わざと見せたという可能性がある。転校生の性格を熟知している彼なら簡単にできるだろう。
今後の三毛縞斑はきっと、こはくくんも遠ざける。そして、一人きりで死ぬのだろう。アイドルとしての三毛縞斑を、殺すのだろう。その前に誰かぶん殴ってくれないだろうか。誰か……。候補としては守沢千秋(優しすぎるのでダメ)、奏汰くん(そこまでしてくれるかどうかは謎)、こはくくん(第一候補ではあるが、その前に遠ざけられそう)……。三毛縞斑に踏み込んでくれる人、いるのか? もう一つの道としては、こはくくんは遠ざけず、むしろ三毛縞斑を殺す役にする可能性。こはくくんを暴走した自分を止めた英雄として仕立て上げて退陣する、みたいな筋書き。いつか殺してくれるだろうからそばに置いている、みたいな……。それをはねのけてくれるんだろうか、こはくくんは。はねのけたところで三毛縞斑には寄り添ってくれないのだろう。みんなで支え合おう、という流れの中で三毛縞斑はどのような終着点にたどり着くのか。まったく想像できなくて怖い。このまま筋書き通り死なせてあげた方が楽なんじゃないか、と思うけれどそんなに甘くはないんだろうな……。まだまだ苦しめさせるんだろうな……。考えていたらつらくなってきました。終わります。
ところで、七種茨の「姿は見えないのに又聞きする」率なんなんでしょうね。私は他者目線で語られるというシチュエーションが大好物なので興奮してしまいました。人の心が分かってきた七種茨、恐ろしい男ですね……。恐怖を把握してしまったら最強じゃないですか。さすが、自ら悪人になることを望んだ人間だなと思いました。同情しそうになったらウインターライブでの言を思い出すことにします。同情したら負けだぞ……(ボギータイムでちらっと見えたやるせなさに涙してしまった人です)。相変わらず元気に楽しく暮らしているようで何よりです。
あんスタくんと私~出会い編~
あんスタに初めて触れたのは4年ほど前。フォロワーさんの話を聞いて、どんなものだろうとインストールしてみた。そのとき気になっていたのが伏見弓弦。執事だ! とわくわくした。その後、スマホが壊れ、アプリの入らない携帯に変えたため、データは消えた。あんスタの仕様やストーリーの面白さを知らないまま、だんだん忘れていった。
再び触れたのは今年の九月だ。その時期とても疲れていて、何かエンターテイメントを摂取したくてしょうがなかった。そうだゲームをしよう、と検索していると、PCでもあんスタができることを知った。本当は音ゲーがやりたかったけれど、そこはしょうがない。とりあえずPC版を始めた。
まず、引き直しができるスカウトで気になるキャラクターを選ぶ。伏見弓弦かな、と思ったけれど見ないうちにキャラクターが増えていた。戸惑いつつ見ていると、とあるキャラクターに目をひかれた。
それが七種茨。
公式HPでキャラ紹介をチェックして、好きになるなと思った。本当に直感だった。あんなバックボーンがあるとは思いもしなかった頃のことである。 プロデュースの仕様にも慣れ、曲が好きだったのでEdenのアルバムを買い、メインストーリーを読み進め……。気分転換にゆるっとやろうと思っていたのに、いつの間にかあんスタの世界にはまり込んでいた。
大きな要因は、日日日さんのシナリオとの相性が良かったからだと思う。アイドルの華やかな面だけでなく、裏の駆け引きや組織の中での苦悩など「そうきたか!」が続くストーリーで、読んでいて楽しかった。
七種茨と伏見弓弦の間に何かしらある、と気づいたのはメニュー画面で二人を並べたときである。なんとなく好きだから並べただけだったのに、急に名前が出てびっくりした。急いで該当ストーリーを読む。……はあ、となった。
その関係性が、ドのつく好みだったのである。とりあえず二人は並べたままにしておいた。
リアルタイムでストーリーを追えなかったのは残念だが、「!!」に変わった時点で再開して良かったと思っている。リニューアル後に出た楽曲の方が明らかに好みだからだ。アイドルたちの状況に合わせてわざとチープさを出した、という話を聞いてそのこだわりにおどろいたものの、私は曲が気に入らないと続かない性質なのだ。ハマるタイミングとしてはちょうど良かった。楽曲としてはEdenとDoubleFace、ALKALOIDあたりが好き。エレクトロニカとジャズが好きな延長だろうと思う。
(追記:結局全部好きになりそう。疲れたときに元気をもらえるため……)
現在は、人生で初めて課金してしまうほどのハマりようである。14日の誕生日PUでは、フォロワーさんに「プリンが好きだった気がする」と言われてイタリアンプリンと天邪鬼プリン(プリンのようなチーズケーキ)をPCの横に置いた。無事に星5が来てくれたのだが、別にプリンが好きなわけではないらしい(五周年マガジンより)。なぜ来てくれたのかは神のみぞ知る。
七種茨の話を延々としてしまうため、このへんで筆を置こうと思う。ここまで盛り上がっているジャンルは久々なので、公式からの供給過多で倒れそうになる。ボギータイム、しばらく引きずるぞ……。
来年も展示会やスタライなど盛りだくさんで幸せです。ゆるっと自分のペースで追えていけたらいいな、と思っている。それぞれのユニットの解像度が上がるにつれて、全員好きになるんだろうな、と今から戦々恐々な気分。
こんな新入りですが、どうぞよろしくお願いします。と、誰に向けたものかよくわからない挨拶で、締め。
『劇場版TIGER&BUNNY-The Rising-』を見たよって話*ネタバレあり
こんばんは。守宮ビブロンです。
ついに劇場版に手を出してしまった……。(「激情版」って変換されてその通りだと思った)
初見の時はよく分からないまま終わってしまい、2回目を見た上でこれを書いています。
新鮮な感想としては
・え?
・何て言った??
・うっ……これは……(涙で見えてない)
みたいな感じでした。何もわからん。頭の中が「すごい」と「とんでもない」でいっぱいでした。言葉が消えた。沸き起こる感情が多すぎてどうしていいか分からなかった。いやだってあの……ねえ……。
ここからはきちんと言葉で説明します。
まず、この映画はアニメの続きを描いた作品です。全体としては「社会と自分の関係」が中心になっているのかな、と思いました。
アニメは、過去や現在の問題を自分の中で消化する話だったように思います。周りより自分、そしてコンビの在り方を確立するまでを25話通して描かれていた。だから、虎徹さんとバーナビーが向かい合う形が多かったなと。対立する関係として、そして互いを知るために向き合い、結果認めあう関係になった。対AI戦も向かい合って倒す形でした。
今回は打って変わって横並びの描写が多かったように感じます。公園のベンチ、駅のホーム、記者会見のあとの屋上……。横に立って、未来を見つめている。虎徹さんがワイルドタイガーとして追っていた「理想」を今度はバーナビーも追っていて、でもそれは虎徹さんには伝わっていなくて。同じものを見ようとしたのに、虎徹さんが「現実」にすり替えてしまった。それゆえの行き違いがあったのだろうな、と思いました。
互いを見ないのは信頼の証。でもその分、互いのことに気づけない。言わなきゃ分からないことばかりなんですよこの世は!!(どのジャンルでも言ってる)人間、大事なことは胸に秘めがちですけどそういうことこそ言わなきゃいけないんですよ。私ができていないのにえらそうなこと言えないですが……。
「社会と自分の関係」を考えるにあたって、折り合いをどうつけていくかという問題が浮き彫りにされていた。自分がやりたいこと、他人に求められること。この二つを両立させるのはひどく難しい。社会の中で自分を保ちながら生きていくことの難しさが描かれていたように思う。隣の芝は青く見えるよね、でも自分は自分にしかなれない、という話でもあった。
アニメが「ヒーローとしての在り方」を問うものだとすれば、今回は「社会の中での自分の在り方」を問うていた。事件が起きているその瞬間は、確かにヒーローであればいい。けれど人生は続く。未来に向けてどうあるべきか、その答えをそれぞれ出したのが今回の映画だったんだなあと思う。
つまり、作品世界には未来がある。ヒーローたちの未来が見られる……!!
改めて2022年のアニメ2期放送を嬉しく思います。先人たちは6年間待ち続けていたのかと思うと頭が上がりません。いやほんと、すごいですね……。
最後に、印象に残ったシーンをば。本当は全部に言及したいのですが、さすがに長くなりすぎてどうしようもなくなってしまうので端的に。
・孤児院を訪れるバーナビー
だいっすきなシーンです。なんなら泣きました。そんな……!! 14話で「マーベリックさんに恩返ししたい」という夢を語っていたバーナビーが新たに見つけた夢がこれですよ! 泣かずにいられなかった。2回目で気づいたのですが、最初に遅れたのは孤児院に行っていたからなんですね。「ちょっと用事がありまして」じゃないんだよ、ちゃんと話して。
・「顔に出やすいんだよ」と言ったライアンさん
私は別に疑ってはいませんでした……嘘です。ビルのひび割れあたりまではライアンさんが自作自演してるのかと思ってました。このシーンの何がいいって、たぶん「虎徹さんとは違う」という目で見ていたこともバレてたんだろうなと分かったからです。仕事だから組んでいるけど本意ではない、ということがバレてたんだろうな。バーナビーの気持ちはアニメのラストが物語っているので何も言いません。
はあ……最後見ると分かるんですけどライアンさんはただのいい人。それもものすごくいい人……。何も知らない第三者だから分かったんでしょうね。私はこういう、「過去にあったことをよく知らない人からの批評」が大好きです。ふざけてるように見えて優れた観察眼を持つ人、好きです。またCV中村悠一にやられてる……。
・「男は度胸、女は愛嬌……オカマは最強よ!!」
これは大好きセリフ。ファイヤーエンブレムの心の在り方が好きです。いっつも泣いてしまう。明るさに救われているドラゴンキッドの言葉が目を覚まさせたってところも好き。今回の映画は、ヒーローたちがお互いに影響し合っていてすっごくいいなと思います。誰かの言葉が、誰かの心が、誰かの行動が、別の誰かを励まし、救い、助けになっている……。うー……。ロックバイソンが直したいまっすぐ正面からの攻め方は折り紙サイクロンのあこがれだったり、「自分は自分」の言葉(誰の言葉だったんだろうか)でこのままでいいとスカイハイが思えたり、アニメで虎徹さんに励まされたブルーローズが今度は虎徹さんの背中を押したり。良循環を見ました。
・「お前にあいつの何が分かるんだよ!」と叫ぶ虎徹さん
対ルナティック戦での虎徹さん好きなんですよ……。復讐者としてはルナティックとバーナビーは似た者同士と言える。けれど、二人は違う人間だし環境も違う。勝手に「同じような考えを持つ仲間」だと自分と重ねているのが間違いなのだと思う。似ているからこそ違う考えを持っていると考えられない。その分、虎徹さんはまったく違う人間だと分かっているからこそ、バーナビーのことを客観的に見られる。違う視点から物を見ているからこそ分かることもあるんだなあ、と感心したところ。分かったような気になっているルナティックに腹が立ったんだろうな……。自分が一番分かっている、とは思ってなさそうなところが好きです。「苦しんでいる」というのもバーナビーの言動を根拠にしていそう。推測は言わないだろうな……。これは勝手な妄想です。「分かった気にならない」ことってすごいことだなと思います。
・「タイガーはヒーローだ!」という子供
ここも泣いてしまう。「ヒーローだと認めてもらえなくてもいい」と言っていたけれど、やっぱり社会では認められなければできないことばかりで。心底嬉しかっただろうな、と思うと泣けてきて……。ヒーローがヒーローであれるのは、「ヒーロー」と呼んでくれる人がいるからなんだな。たとえ一人でも。守るべき人がいてこそのヒーロー。一人ぼっちの世界ではヒーローは生まれない……。
端的にと言いながら長々と書いてしまいました。「情緒がぐちゃぐちゃになるよ」とおすすめしてくれた友人に言われたのですが、本当にそうなってしまった。しばらくタイバニの世界を楽しもうと思います。劇場版、最高でした!!(Beginingの方も視聴済みです)
「タイバニはいいぞ」の意味が分かった日*アニメシリーズのネタバレ含みます
こんばんは。守宮ビブロンの最近昼夜逆転してる方、ビブロンです。
ネトフリくんを導入してからというもの、引きこもり生活がとてつもなく充実しています。
タイバニが見れたのもネトフリくんのおかげです。ありがとう。
そもそもの始まりは、昨年にさかのぼります。フォロワーが完走し、「見てくれ」と再三言われていました。
まあ、そこかしこで話題になっているので主人公コンビの顔ぐらいは知っていまして。サンライズだし、面白いんだろうなとは思っていました。
しかし。天邪鬼な性格なため、おすすめされると食指が動かない。
とりあえず頭の片隅に置くだけにとどまっていました。
なぜ今なのか、と聞かれれば、ひどくストレスが溜まっていたから、と答えるでしょう。とにかく疲れていて、楽しい気分になりたかったのです。
1話を見たときはまだ冷静でした。
「なるほど、第一印象最悪な関係からだんだん仲良くなるスタイルなんだな」
「あ、こいつはのちのち黒幕になるな」
などなど。
その時は、好きなストーリー構成だけれど、ありがちなコンビものという扱いでした。
ちょっとずつ見ればいいかな、とか思っていた矢先に、めちゃくちゃへこむ出来事がありまして。
「これは続きを見るしかない!」
と、2話を見だしたのが運の尽き。
気づけば明け方。1シーズン目は終了して17話。
あれ?
タイバニの魅力にずぶずぶハマっていた瞬間でした。
結局昨日最終話まで見ました。
いや……タイバニはいいですね……。
最初ツンケンしていたバーナビーがほだされていくのを見て、ああいい子なんだなあと思いました。性根が優しい。10代後半のバーナビーが好きです(聞いてない)。
予告のテンションが高くてつい吹き出してしまった。本編であまりテンションが高くなかったので余計に笑えてしょうがなかった。
14話から虎徹さんへの対応があまりにも優しくてどうした? ってなりました。
私はドラゴンキッドのパオリンちゃんが好きです。あとアニエスさん……。ハングリー精神が大好き。
葛藤、迷い、信念がそれぞれ違っていて、登場人物一人一人に味があった。敵対相手にも思想があり、「敵」という記号ではなかった。どうしようもなく、「生」を感じました。
結局みんな好き。
何より、見ていてとーっても楽しかったんですよ……。
「次が見たい」「終わるのが惜しい」
そう思わせるだけですごい作品だと思います。
最終話に至る怒涛の展開、ハラハラしたし泣きました。
23話にバーナビーが記憶を取り戻したシーンなんかぼっろぼろに泣いてしまって……。
一生あの距離感を保ってほしいなって願ってしまう。
最終話の構成が憎かったですね。
好きだよ……。
劇場版も見ろって言われてるので見ます。
続きに飢えてるので言われなくても見ますが……。
長々と書いてしまいましたが、要するに「タイバニはいいぞ」って話です。
それにしても、一切ネタバレ内容が出回っていないのがすごい。
ファーストコンタクトが大事なんでしょうね。
話の先が読めても楽しいのがタイバニという作品ですが。
設定資料集を買ってしまうか、再販を待つか迷っています。
どうせなら公式にお金を落としたい! ので2022年を待ちます。
いやでも欲しい……。
最後に白状します。
一番見守りたいと思っているのはバーナビーです。
分かってました、はい。
炒飯作る練習してたのがかわいすぎて…………。
なんだこの二人??? って思って二度見したシーンです。
「虎徹さん……無理して……」と「え???? なんて??」が同居してぐちゃぐちゃになってました。
距離感近すぎないですか? これが公式なんですか?
はい。
ついに「タイバニはいいぞ」と言う側になってしまいました。
2022年まで死ねないなあ。
また生きる理由が増えて嬉しいです。
それでは。