5月に読んだ本
おや? もう6月も折り返しですね。
まだ5月分をまとめていませんでした。
先月は漫画を読み返したり、学業に関するのを読んでたりで娯楽的小説がほぼ読めてません……。
2冊(3冊?)しか読めていないとは……。自分でも信じられないです。買ってはいましたけど。
まず、皆川博子さんの『猫舌男爵』。
水葬が好きな私にとって、とても楽しい読書でした。
水と、音楽と、死。
表題になってる猫舌男爵だけ毛色が違ったかな。
コミカルでハッピーな話でした。
個人的に好きなのは、オムレツ少年の儀式。
このあとオムレツが食べたくなって、作ったのでした。
ヨーロッパと、日本と、中国と、ぐるぐる世界を一周してきたような気になる本。
皆川さんの文章好きだ……。辺境図書館もぜひ手に入れたい。あとクロコダイル路地買ってないんだよなあ、ほしいなあ。
次に富樫倫太郎さんの『土方歳三』上・下
3冊?と書いたのは下巻を6月1日に読み終えたからです。朝だから、カウントしていいということにする。わたしルール。
5月は土方さんの月、と思って読み始めたのはいいけれど終わりに近づくにつれ落ちていくスピード……。
理由は分かっています、寂しくなるからです。
富樫さんの描写はあっさり気味。一人の男としての死が描かれているのが好きなのだけれど、途中で泣かせにくるので気をつけなければいけない。
伊庭さんとか総司とのやりとりが生き生きしてて好き。
ということで5月分でした。
田舎なので近くの本屋の品ぞろえが悪くて、なかなか欲しい本が買えない状況です。それも楽しめればよいのですが、やっぱり欲しい本がいつでも買えるという安心がほしい。そう思うと実家は恵まれてたなと思うのです。歩けば本屋に当たる、な具合でたくさんあった環境から来た身としてはつらい。ネットで買えばいいじゃないという声も聞こえてきそうですが、それも味気ない。だから街に出た時に一気に買う、という手法を取っております。とはいっても買っちゃうんですが。
先月分を取り返すように、今は黙々と読んでます。月末にお会いしましょう。